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2010年8月3日、群馬県渋川にある「伊香保グリーン牧場」を訪問しました。牛や羊が飼われている資源循環型の観光牧場です。牧場内の食堂からの廃棄物や牛などの糞は堆肥に、廃油はディーゼル油に変換してリサイクルされています。廃材を原料としてペレット燃料、雨水の利用、太陽光発電なども取り入れられています。また、毎年多くの学生をインターンとして受け入れています。
この牧場を経営する原さんに案内していただきました
牧場の面積は約40haで、創業は40年前です。現在は毎年27~28万人の観光客が訪れます。
カフェテリアは国産材で作った特注品です。周りに降った雨水はタンクに貯めて再利用します。暖房は廃材をペレット化したものを燃料とするストーブを使っています。
牛の糞やレストランから排出される食品廃棄物はは集められてコンポスト化し、堆肥などとして再利用されています。

来場者が持ってくる使用済みの食用油や場内の食堂から出る廃油は、特別な処理装置でディーゼル油に転換し、場内のトラクターなどの燃料として利用しています。
いちごの温室栽培でも、廃材のペレットを燃料として用いています。従来の重油炊きのものと比較すると、年間60tのCO2を削減できます。これは年間4,285本の杉の成木が1年間で吸収するCO2に相当します。

学生のインターンが牛舎の清掃をしていました。牛舎は牛にストレスを与えないよう仕切りの柵がなく自由に動き回れるようになっています。牛の表情も満足げのように見えました。

伊香保グリーン牧場のHPは、こちらへ 





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